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Single tooth

TG2_2210_Thumb_imaging_tools.png

画像診断の概要

緒言

単独歯欠損を修復するための治療計画作成においては、画像診断は重要な要素です。

 

徹底した診査を行わないうちにX線撮影を行ってはなりません。適切な撮像法を選択するためには、費用と放射線被曝量を考慮する必要があります。単独歯欠損の修復に可撤式義歯を計画している場合は、臨床症状や徴候がない限り、無歯顎領域のX線撮影を行う必要はありません。固定式義歯を計画している場合は、根尖部や歯牙および歯周構造を評価するため、支台歯の口内法X線撮影を行います。従来のX線撮影法による写真を評価し、不十分と判定された場合に限り、補助的に断層撮影を行います。スパイラルCTは...

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Single tooth

TG2_2320_thumb_Diagnostic-casts-and-waxup.png

診断用模型およびワックスアップ

診断用模型およびワックスアップ

インプラント支持補綴物または固定式義歯のいずれも、利用可能なスペースと咬合を診断することが重要です。診断用模型および診断用ワックスアップは、治療の予知性を高めます。

 

診断用ワックスアップは、単独歯インプラントの診断および治療に使用できるツールの1つで、ワックスまたはワックスにセットした人工歯を使用します。ワックスアップは、ある特定の治療法が適切であるかどうかを示唆する重要な診断情報を提供してくれます。また、適切な補綴方法を選択する手がかりとなり、矯正治療や補綴前手術が必要かどうかを判断することもできます...

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Single tooth

TG2_2330_thumb_Templates-for-imaging-and-surgery.png

X線撮影用および手術用テンプレート

X線用および外科用テンプレートは、診断および治療計画作成を支援し、インプラントの適切な埋入位置を決定することができます。X線用または外科用テンプレートは、概ね、診断用模型およびワックスアップに基づいて作製されます。

X線用テンプレート

X線用テンプレートは、診断過程で行われるX線撮影に使用されます。診断用ワックスアップを複製し、インプラント支持補綴物を装着する部位を含む残存歯列の咬合面上にアクリルレジンでマトリックスを作製します。テンプレートは患者の口腔内に安定して装着できなくてはなりません...

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Single tooth

TG2_2310_thumb_Prosthodontic-diagnostic-tools,-overview.png

補綴診断用ツールの概要

概要

単独歯のインプラント支持補綴が関与するのは歯列のごくわずかな部分ですが、利用可能なスペースと咬合を診断することは、きわめて重要です。単独歯補綴と咬合に利用できる3次元的スペースを測定するため、専用ツールを利用することもできます。

 

方法は以下のとおりです。

  • 対合歯と目視で比較することにより、適切な修復スペースを確認します。対合歯が正常な幅を有する場合は、これを指標として欠損歯修復のための十分なスペースを決定することができます。
  • 暫間補綴物のサイズを目視で検査し、暫間補綴物が抜歯空隙を違和感なく満たしているかどうかを確認します。
  • 口腔内光学スキャナーを用いて歯列弓...
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TG2_2180_Thumb_TMD.png

顎関節症(TMD)

顎関節症(TMD

いずれの口腔検査でも、顎関節(TMJ)機能の評価は不可欠です。

 

また、顎運動時の筋制御が良好で、痛みを生じることなく協調するのが理想的です。臨床的に誘導または要求される運動を行うことが困難な場合は、治療が必要です。

 

TMDは、顎関節領域に影響を及ぼす筋骨格系の異常または疼痛の総称であり、筋筋膜性疼痛のような筋疾患、関節円盤転位のような関節複合体の障害、あるいは関節性疾患等が含まれます。TMDの症状には次のようなものがあります。

  • 咀嚼筋およびTMJの疼痛または圧痛
  • 顆頭運動時の関節音
  • 下顎の運動制限

TMDの成因に関しては議論の余地があり...

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歯周炎

歯周病の特徴

歯周炎は、最も罹患率の高い口腔疾患の1つです。いずれの地域住民でも5~20%が重度の歯周炎に罹患し、成人の大半が軽度ないし中等度の歯周炎に罹患しています。原因因子には局所性と全身性の両方がありますが、歯肉炎や歯周炎のように、通常はプラーク性の炎症が発症因子となります。歯周炎は歯肉炎によって起こると考えられていますが、歯肉炎の罹患部位がすべて歯周炎に進行するとは限りません。通常、歯周炎の最初の徴候が現れるのは、第1大臼歯および切歯です。歯周炎のある患者は、心血管疾患および糖尿病といった種々の全身性疾患の発症リスクも高くなります。

検討事項

単独歯欠損を...

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咬合および機能

咬合

咬合は、歯の咀嚼面の対合関係と、顎関節および関連口腔顔面筋によって支配される下顎の運動によって表されます。

 

有歯顎患者では、ほとんどの機能的接触が中心位(CR)のわずかに前方の中心咬合位(CO)と呼ばれる下顎位で起こります。この下顎位は、さまざまな採得方法および材料のなかから、いずれかを用いて記録します。咬合リハビリテーションを計画する際は、患者の垂直的および水平的顎間関係を記録する必要があります。理想的な咬合様式は、COでは臼歯が同時かつ均等に接触し、側方運動時には犬歯が臼歯を離開させ、前方運動時には前歯が臼歯を離開させるミューチュアリー...

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TG2_2120_thumb_ mouth_opening.png

開口量

開口量

ほとんどの患者は、通常の外科的・補綴治療を容易に行えるだけの開口量があります。しかし、口の小さい患者や、強皮症、びまん性全身性硬化症、口腔顔面の外傷または腫瘍の外科的切除、あるいは顎関節症(TMD)のある患者では、開口制限や小口症が認められることがあります

 

開口制限があると、インプラントを含む外科的補綴治療を行うためのアクセスが制限されます。このため、臼歯部をインプラントで治療する場合は、開口制限の有無は重要な診断要因となります。前歯部に関しては、アクセス制限は通常治療の妨げにはなりません。

 

最低限の開口量を確保することができない場合は...

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TG2_2170_thumb_Bone-Volume-and-Interdental-Space.png

骨量と隣在歯間スペース

骨量/隣在歯間スペース

単独歯欠損部の残存骨量は、主として歯の欠損原因を反映します。欠損が先天性欠如歯による場合は、歯槽頂の主に頬舌的寸法の発達が不十分であることが示唆されますが、保存不能歯の抜去による場合は、全方向の骨寸法に減少がみられます。上顎側切歯部および下顎中切歯部または側切歯部の残存骨量は、近遠心方向5~6mm、頬舌方向<4mmであるのが一般的です。

 

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軟組織の状態

歯肉

歯肉は骨膜と固く結合しています。歯肉は全体的に角化しており、表面にスティップリングが認められます。歯肉の色は、人種やメラニン色素の沈着量によってピンク色から黒色までさまざまです。一方、歯槽粘膜は非角化性で光沢があり、赤みを帯び、血管が透過して見えるため、歯肉と区別することができます。

 

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天然歯の状態

歯の状態

健康な口腔状態は、インプラント治療を成功させるための前提条件です。残存歯の予後のためには、齲食、補綴物の質および歯内治療の質を徹底的に評価することが重要です。

 

残存歯が健康ではなく、補綴物の状態も容認できない場合は、先に補綴治療を行います。残存歯に歯周炎や根尖部病変があってはなりません。歯周炎はインプラントのオッセオインテグレーションに悪影響を及ぼすだけではなく、残存歯の温存も脅かされる可能性があるため、非常に重要な要因です。

 

一般的には、残存歯の予後を予測するため、最初にすべての補綴、歯内および歯周治療を完了させる必要があります...

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TG2_2110_Thumb_lipline.png

リップラインとスマイルライン

リップラインとスマイルライン

リップラインは、上唇の下縁の垂直的位置として定義することができます。笑った時のリップライン(スマイルライン)の評価も重要であり、笑顔を作った状態で上唇の最大の高さを確認します。思い切り笑顔を作るほど、歯が露出します。リップラインは、ハイスマイル、アベレージスマイルおよびロースマイルの3段階に大別されます。

 

歯の欠損は口腔機能のみならず、審美的外観にも影響を与えます。患者は通常、隣在歯とよく似た耐久性のある補綴物で機能と審美性を速やかに回復したいと考えます。前歯部の審美ゾーンでは、1本の歯をインプラント支持補綴物で修復した場合...

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TG2_1490_Thumb_riskfactors.png

危険因子

インプラント治療に関係する危険因子は次のとおりです。

  • 小児および青年(骨/骨格の発達期)(ただし一部の無歯症患者を除く)。ただし、矯正治療を目的としたインプラント埋入は適応となります。
  • コントロールされていない代謝性疾患(2型糖尿病等)
  • コントロールされていないHIVまたは結核感染症
  • 血液疾患(進行した慢性リンパ性白血病、慢性骨髄異形成等)
  • 1年以内の心筋梗塞または脳血管発作
  • 現在実施中の化学療法または放射線療法
  • 免疫系の著しい機能不全(移植後の免疫抑制等)
  • 全身性骨疾患(パジェット病等)
  • 精神疾患(醜形恐怖症、分別を持って適切な治療決定を行う能力に影響を与える精神状態)
  • 適切...
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Single tooth

TG2_1476_Thumb_Steroids.png

ステロイド

ステロイド

ステロイドは有機化合物であり、脂質の1種です。ステロイドは、例えば食事性脂肪コレステロールとして、胆汁酸として、あるいはステロイドホルモン(コルチゾン/グルココルチコイド、エストロゲン、テストステロン等)として、代謝に重要な役割を果たしています。より複雑なステロイド(ステロイドホルモン、胆汁酸等)は、コレステロールから合成されます。また、ステロイドは一部のビタミン(ビタミンD等)や毒(ジギタリス等)にも含まれています。

一般的な医学的影響

ステロイド不全は、遺伝的障害や副腎の疾患によって起こる関係酵素の不足または機能不全によって起こります。副腎皮質は...

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TG2_1470_Thumb_Bisphosphonates.png

ビスホスホネート系薬剤

ビスホスホネート系薬剤 (全般)

ビスホスホネート系薬剤(BP)は破骨細胞の活性を阻害し、骨に長期間残存します。 ビスホスホネート系薬剤は骨粗鬆症のほか、パジェット病、骨形成不全症、線維性骨異形成症および骨癌等の骨が脆くなる疾患の治療に最も多く処方されている薬剤です。

副作用

ビスホスホネート系薬剤を長期間にわたって投与すると、口腔顎顔面領域の副作用として、ビスホスホネート関連顎骨壊死(BRONJ)を引き起こす可能性があります。下顎骨の罹患頻度は上顎骨の2倍です。

インプラント治療のリスク

ビスホスホネート使用歴のある患者において...