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軟組織および硬組織

可撤式補綴物の下の軟組織の合併症

可撤式補綴物は、夜間は必ず撤去します。アクリル製義歯床は角化粘膜をぴったりと覆っているため、補綴物の下の歯肉に真菌/カンジダ感染症を引こすことがあります。付着粘膜は赤く腫脹し、ときに出血を呈します。

ミコナゾールゲルを1日2回、1週間塗布し、夜間は義歯を取り外すようにすると、通常は短期間で完全に治癒します。

その他の問題としては、補綴物がきちんと適合していないことによって生じる刺激性線維腫および外傷性潰瘍が挙げられます。これらの合併症は、義歯をしっかりと調整すれば即時に軽減し、次第に治癒します。刺激性線維腫がアタッチメント(ボール...

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Removable prosthetics
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口腔衛生指導

治療計画および衛生に関する注意事項

組織表面、補綴物表面およびインプラント表面のすべてが、歯ブラシ、歯間ブラシおよびデンタルフロスまたはデンタルテープのような口腔衛生用具で清掃できるようにデザインされていなければなりません。治療計画時にインプラントの位置および補綴物のデザインを決定する際は、口腔衛生の最終転帰を念頭に置くことがきわめて重要です。したがって、口腔内補綴物の表面はプラークの付着を防ぐため、滑らかで、高度に研磨されている必要があります。

口腔衛生指導 – 患者

すべての来院に口腔衛生指導を組み入れ、必要に応じて指導を復習させます。とりわけ固定式補綴物の場...

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Oral hygiene instructions
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インプラントオーバーデンチャー装着後

装着後の来院 – 注意事項

装着後の来院では、 装着時に注意深く評価した項目を再び検討し、必要な調整を行います。オーバーデンチャーの床の適合、辺縁、咬合、審美性、機能、快適さおよび総合的な患者の満足度 をチェックする必要があります。また、軟組織の治癒を評価し、腫脹が残っていないか確認します。弾性裏装材を設置した場合は、軟組織の治癒や収縮により義歯床の適合が低下し、裏装材の交換が必要になります。ほとんどの弾性裏装材は、機械的特性上、2~4週間毎の交換を必要とします。長期使用において吸収の進行と形態の変化により義歯床の適合が低下した場合は...

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インプラントオーバーデンチャーの装着

オーバーデンチャーの装着

可撤式補綴物の装着時は、補綴物の適合、義歯床の辺縁、審美性、咬合、快適さおよび装着後の指導といった重要な臨床項目をすべてカバーするように細心の注意を払う必要があります。インプラントオーバーデンチャーは、プロビジョナル段階ではインプラントに装着してもしなくてもかまいません。また、可撤式補綴物の使用により予測されることに関してもわかりやすく患者に説明します。

義歯の適合と義歯床の辺縁

義歯床と粘膜の接触部を特定するため、印記用シリコン等を使用して補綴物の適合を評価します。鼻口蓋窩/切歯管または小帯といった特定の部位の接触部はリリーフします...

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Biomechanics and occlusion
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全部床義歯装着後

装着後の来院に関する注意事項

装着後の来院では、装着時に注意深く評価した項目を再び検討し、必要な調整を行います。義歯床の適合、辺縁、咬合、審美性、機能、快適さおよび患者の満足度をチェックする必要があります。また、即時義歯の場合のように装着後の来院が術後である場合は、軟組織の治癒と腫脹の有無を確認します。弾性裏装材を利用した場合は、軟組織の治癒や収縮により義歯床の適合が低下し、裏装材の交換が必要になります。ほとんどの弾性裏装材は、機械的特性上、2~4週間置きの交換を必要とします。長期使用において吸収の進行と形態の変化により義歯床の適合が低下した場合は...

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全部床義歯の装着

義歯の装着

全部床義歯の装着時は、補綴物の適合、義歯床の辺縁、審美性、咬合、快適さおよび装着後の指導といった重要な臨床項目をすべてカバーするように細心の注意を払う必要があります。また、全部床義歯の使用により予測されることがらに関しても、わかりやすく患者に説明します。

義歯の適合と義歯床の辺縁

義歯床と粘膜の接触部を特定するため、印記用シリコン等を使用して補綴物の適合を評価します。鼻口蓋窩/切歯管または小帯といった特定の部位の接触部はリリーフします。上顎の主な咬合圧負担域は顎堤頂であり、咬合圧が両側性に均一に分布するのが理想的です。下顎の主な咬合圧負担域は頬棚であり...

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全部床義歯の臨床プロトコル

全部床義歯の臨床プロトコル

可撤式補綴物による無歯顎患者の口腔リハビリテーションを成功させるためには、臨床プロトコルを注意深く遵守する必要があります。単純化したプロトコルも、いくつか成功裏に紹介されています。 

 

臨床上の目的を達成するためには、次の手順の全部またはほとんどを含むルーチンの臨床プロトコルに従うことが最善です。

  1. 健康の軟組織の回復。幅広い付着粘膜がなくても、軟組織の健康には悪影響を及ぼさないと考えられ、歯肉/粘膜移植術が行われることは稀です。既成トレーと不可逆性のハイドロコロイド印象材により印象を採得し、診断用石膏模型を作製します。
  2. 個人トレーの製作と...
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一次連結固定

適応症および基本的注意事項

インプラント支持のオーバーデンチャーは、無歯顎の患者にとってエビデンスに基づいた治療選択肢であり、患者のQOLを著しく向上させます。インプラントを直接装着したり(一次連結固定)、インプラントに単独のアタッチメント(ボールアタッチメント、ロケーター)として使用される利用可能な様々な保定要素があます。後者の場合、インプラントオーバーデンチャーは、装着の際、インプラント間の装着を安定させます (二次連結固定)。論文のデータでは、保定アタッチメントのタイプはインプラントの成功率/残存率または失敗率に影響を与えないようですが...

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二次連結固定

適応症および基本的注意事項

インプラントオーバーデンチャーは無歯顎の患者には優れた治療選択肢であり、QOLを著しく向上させます。維持装置にはさまざまな選択肢があります。

  • オーバーデンチャーを維持するバーによりインプラントの一次連結固定として連結します。
  • インプラントに直接取り付けられた維持力のあるアタッチメントを使用すると、補綴物装着時に補綴物自体がインプラントの二次連結固定を行います。維持装置には、ボールアタッチメント、ロケーターおよびテレスコープクラウンがあります。補綴物をインプラントに取り付けるアタッチメントの種類と...
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オーバーデンチャーアタッチメント、概論

アタッチメントの選択

弾性的なアタッチメントか固定されたアタッチメントか、という義歯治療の異なる目的の優劣については、議論の余地があり、また経験に基づくものです。弾性的な維持装置は、それがインプラントを過重負担から保護するであろうという前提で推奨されていますが、オーバーデンチャーを支持するインプラント2本を下顎に有する患者の生体内測定では、ある種類の固定装置またはアタッチメントが別のものより優利であることは示されませんでした。一部の医師は、バーアタッチメントの機構がインプラントと義歯支持組織の間の荷重負担により効果があると固く信じていますが...

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インプラントオーバーデンチャー、概論

インプラントオーバーデンチャーの利点および主な注意事項

一部の患者では、審美性、発声、口腔衛生管理の方法を考慮したときに固定式インプラント補綴物では対処できない軟・硬組織の欠損が見られます。総義歯の不十分な機能に苦労してきたこれら患者に対し、インプラントオーバーデンチャーは、審美性、発声、機能の要件を満たす方法で、必要な維持、安定性、失われた軟・硬組織の代替を提供します。

インプラントオーバーデンチャーの治療を受けた患者は、従来型の総義歯を装着している患者よりも、咀嚼、機能、QOLに関するスコアが有意に高くなっています。また、修復物の取り外しが可能であるため...

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義歯の選択-概要

固定式インプラント補綴物

一般に、固定式インプラント補綴物は、咀嚼機能および患者の快適さの点で可撤式義歯よりも優れているため、最良の口腔の健康およびQOLをもたらします。オールセラミック、金属-セラミック、金属-樹脂の補綴物を使用することにより、患者それぞれのニーズに対応するための多様な治療選択肢を提供します。

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インプラントオーバーデンチャー

QOLが良好でない総義歯装着患者には、オーバーデンチャーを支持または固定するためにインプラントの利用が考えられます。これらの義歯装着患者は、咀嚼、発話の際に生じる義歯の固定不良および不安定さに悩まされており...

Removable prosthetics
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年齢

形成不全および年少者の無歯症

小児および青年における、乳歯および/または永久歯の(ほぼ)完全な形成不全の結果として生じる無歯症は極めて稀です。それは、外胚葉異形成症など全身性の基礎疾患の一部であるのが一般的です。無汗性外胚葉異形成症といった亜型も存在し、しばしば精神遅滞との関連が見られます。小児の下顎無歯顎の外観および形状は、乳歯の存在に左右されます。

乳歯は発育しているものの永久歯の歯胚が欠損している患者では、高く、しかし非常に細い歯槽突起が見られます。乳歯が抜けた後、歯槽突起は咬合方向を向いた形状を示します(図1)。

しかし、乳歯の同時形成不全...

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インプラントオーバーデンチャーのメンテナンス

インプラントオーバーデンチャーのメンテナンス

オーバーデンチャーを使用している患者にとって、系統的な定期的リコールの目的は3つあります。

  • オーバーデンチャーをチェックし、義歯の微調整、維持、安定性、咬合調整および使用中のアタッチメントシステムのメンテナンスを行います。
  • インプラント周囲の辺縁骨およびインプラント周囲の軟組織をモニタリングします。
  • 口腔衛生のレベルをコントロールし、調整すします。

 

これまでに発表されている長期報告によれば、よくあるのはマトリックスのアクチベーションおよび交換です。また、数年後に頻度が増えるのは...

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プロフェッショナル口腔衛生

口腔衛生のためのリコール

定期的リコール(少なくとも6ヵ月毎)では、必ず歯科/歯科衛生士または助手が衛生チェックを行い、修復物、補綴物コンポーネント、インプラントの歯肉溝および歯肉縁上部の プロフェッショナルクリーニングを行います。

患者のコンプライアンスと口腔衛生をチェックします。患者のモチベーションや衛生状況に応じて最適な衛生措置を指導し、動機づけを行います。必要に応じてリコールおよびロフェッショナルクリーニングの頻度を増やします。

プロフェッショナルクリーニングに加え、合併症の検出および治療にも口腔衛生の予約を利用します。

プロフェッショナルクリーニング

インプ...

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