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Treatment guides

Edentulous

3052-perioerative-care.png

周手術期ケア(③)

術前評価

患者評価に記載されているように、外科的治療を進めるかどうかに影響を及ぼす患者の要因に関する徹底的な評価は適切です。

必要な場合は、手術の種類に応じて、術前の薬剤(例:抗生物質の適用範囲)を処方します。

手術直前の処置

下記は、差し迫った手術に備えて患者に情報を提供し、適切に準備するために守るべき重要な手順を示しています。

  • 手術の手順に関して患者が理解し、質問できるように、手順に関する簡潔な説明をする
  • 短時間作用型ベンゾジアゼピンが外来手術に有用な場合がある
  • 意識下鎮静が行われる場合、責任ある大人が手術後約3時間患者に同伴する
  • 術野の消毒
  • 呼吸しやすいように患者の鼻に...
Patient assessment
Preoperative procedures
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Edentulous

3050-Anesthesia.png

麻酔

概論

麻酔の選択は、少し例を挙げるとすれば、治療の複雑さ、治療期間、患者の覚醒および治療中の反応を含む多くの変数によって決まります。一般的に、臨床医と患者は治療に使用する予定の麻酔のリスクおよび恩恵、並びに鎮静状態のタイプを話し合い、治療法を遂行するために必要となる最低限で十分な効果が得られる麻酔量および鎮静状態を提供するタイプを選択する必要があります。患者の麻酔に対する医学的状態に関するガイドラインを注意深く守る必要があります。

2つの主なタイプの麻酔/鎮静状態は局所麻酔薬による浸潤および局所麻酔薬による局所麻酔を含みます...

Patient assessment
Preoperative procedures
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Treatment guides

Edentulous

2360-Thumb_soft-tissue-management.png

軟組織の管理

インプラント周囲軟組織の管理の目的

下顎無歯顎においてインプラント周囲軟組織の治療を行う目的は、付着歯肉の再建、またはインプラントと軟組織の接触面で軟組織を固定することです。口腔前庭形成術は、前庭を深くすることです。

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下顎無歯顎における軟組織管理の術式および移植術

粘膜貫通インプラントの周囲に十分な角化粘膜の帯を生成するため、軟組織の不足およびその不足に応じて様々な術式および組織が使用されます。伝統的に、遊離歯肉移植が軟組織増生に利用されています。口蓋および臼歯後隆起からの遊離歯肉移植は...

Soft tissue management
Peri-implant therapy
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Treatment guides

Edentulous

2100-mucosal.png

概要および重要な注意事項

顔貌および社会的交流

人の顔は、体表に占める割合は小さいものの、私たちの社会的アイデンティティを具現化する、対人コミュニケーションの主要手段です。顔貌は遺伝形質を反映しますが、その上に病気や外傷の影響、より多くの場合は未治療または治療が困難な歯牙欠損の影響を受けます。中でも無歯顎は、顔面骨格の一部を破壊する危険があり、表層の軟組織の形状を変形させ、様々の機能不全を招きます。それは、体の一部を失うのと同等であるとも認識されるかもしれません。無歯顎の治療には、臨床医の技術的専門知識、および患者の不安と願望そしてさらに重要な個性に対する共感の両方が必要です。

無歯顎の

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Edentulous

1170-Hyposalivation.png

唾液分泌不全症および口腔乾燥症

唾液-機能

唾液は、口腔の衛生および機能の保護、維持において重要な役割を担います。唾液は、食物を咀嚼、嚥下できるよう整えることにより消化を支え、味知覚に貢献し、言葉によるコミュニケーションを円滑にし、口腔組織を乾燥、微生物侵入、潰瘍形成から保護します。また、唾液は、凝固時間を短縮し、創面収縮を速めることにより、軟組織の修復を促進します。唾液の質(粘度)および量(流量)は、可撤式義歯を許容する患者の能力にとって極めて重要な要素です。粘度の高い粘着性の唾液は可撤式義歯を外す傾向がある一方、粘度が低いまたは流速の遅い唾液は...

Local factors
Patient assessment
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Edentulous

1160-mucosal.png

歯肉歯槽粘膜移行部

歯肉

歯肉は下層の骨膜と強固に結合されており、全体的に角質化し、表面は点状です。歯肉の色は、民族および/またはメラニン沈着によって、ピンクから茶色、あるいは黒まであります。角質化しておらず、輝く赤色で、血管の供給が見える歯槽粘膜とは区別されます。

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歯肉の幅およびバイオタイプ

無歯顎の場合、歯肉の幅は顎骨の吸収程度に連動し減少します。

上下両顎において、歯肉の幅は、犬歯/第一小臼歯の領域で唇側に狭くなります。舌側では、歯肉の幅は下顎で背面方向に向かって増加し、他方、上顎は完全に角化組織に覆われています。多くの人は、歯のない角化組織を歯肉ではなく、咀嚼粘膜と呼んでいます...

Soft tissue management
Patient assessment
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Edentulous

1115_mouth_opening.png

開口量

開口量と治療介入のための手段

大半の患者の開口量は、通常の補綴・外科的治療介入を容易に行うことができます。わずかな開口量または小口症は、硬皮症、びまん性全身性硬化症、口腔顔面の外傷のある患者、または腫瘍性疾患、顎関節症(TMD)の外科的切除を行った患者において見られます。外科的切除を行った場合の瘢痕、組織拘縮、付随する基本的な骨支持および組織浮腫の欠如により、開口量が制限され、外科・歯科治療が困難になります。

インプラントに基づくリハビリテーションの選択を阻むような開口量の下限を提示することはできません。唇のインプラント軸の方向は...

Temporomandibular Joint
Systemic factors
Patient assessment
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Edentulous

1110-lipline.png

リップライン

唇と歯の調和

最適な審美的治療結果には、唇の形態と歯の配置との間の調和が必要です。唇は前歯の額縁となり歯を支えますが、口の大きさと唇の輪郭は遺伝的に決定される固有の構造に依存し、加齢に伴う皮膚の変化に影響を受けます。患者の唇の形態および動きに関する診査は、診断の最重要要件です。リップラインは、上唇の下縁が引き上げられ機能高さが最大になるときを上(high)とし、安静時の上唇下縁の最下方位置または下唇上縁の機能高さが最も低くなるときを下(low)と判断します。

 

リップラインはすべて、以下の要素の影響を受けます。

  1. 唇の形状-厚い、薄い、中間
  2. 口裂の面積および特質-幅...
Diagnosis and treatment planning
Patient assessment
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Edentulous

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リスク因子

インプラント治療に関連するリスク因子は以下のとおりです。

  • 特定の無歯症を除く、小児および青年(骨/骨格の発達期)。ただし、矯正治療を目的としたインプラント埋入は適応となる。
  • コントロールされていない代謝性疾患 2型糖尿病等、
  • コントロールされていないHIVまたは結核感染
  • 血液疾患(進行した慢性リンパ球性白血病、慢性骨髄異形成等)
  • 心筋梗塞または脳血管外傷から1年以内
  • 現在、化学療法および/または放射線治療を実施中
  • 移植後の免疫抑制等、免疫システムの重大な異常
  • 全身性骨疾患(パジェット病等)
  • 醜形恐怖症等の精神状態、または論理的に考え...
Local factors
Systemic factors
Patient assessment
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Edentulous

Radiotherapy.png

放射線治療

放射線治療

口腔がん患者のリハビリテーションは、通常、外科・化学・放射線治療を組み合わせて行います。放射線治療は、線維化(fibrotization)、虚血、口腔乾燥症を起こりやすくします。口腔乾燥症の副作用により、粘膜支持の義歯の着用がさらに困難になります。

 

インプラントによる修復の選択肢

放射線治療を受けた骨にインプラントを問題なく埋入できるという臨床上のエビデンスが存在します。メタ分析により、下顎骨における失敗率<5 %が明らかになりました。しかし、患者の生存期間見込みという観点では、インプラントの長期生存率は低いようで...

Systemic factors
Patient assessment
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Edentulous

0572_Thumb_Bronj.png

BRONJ / ARONJ

一般的注意事項

長期間にわたり、特に静脈内に投与されている患者に見られた口腔顎顔面領域での重大な副作用は、ビスホスホネート治療が「ビスホスホネート系薬剤関連顎骨壊死」(BRONJ)、または「再吸収阻害薬関連骨壊死」(ARONJ)を起こしやすくする可能性があるという点です。定義によれば、これは、ビスホスホネートを服用中または服用した経験があり、放射線治療歴がなく、顎に骨の露出が8週間以上ある疾患です。

骨粗しょう症およびパジェット病のビスホスホネート治療の結果生じるBRONJ の発生率は、0.01%~0.04%です...

Systemic factors
Patient assessment
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Edentulous

Bisphosphonates.png

ビスホスホネート

ビスホスホネート-全般

ビスホスホネート (BP) は破骨細胞活性を阻害し、骨に長期間残ります。ビスホスホネートは、骨粗しょう症、パジェット病等の骨脆弱性の疾患、骨形成不全症、線維性骨異形成症、骨がんの治療に最も多く処方される薬物です。

副作用

口腔顎顔面領域において長期間投与された場合、ビスホスホネートは、「ビスホスホネート系薬剤関連顎骨壊死」(BRONJ)を起こしやすくする可能性があります。下顎骨で起こる頻度は、上顎骨の2倍です。

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Edentulous

Steroids.png

ステロイド

ステロイド

ステロイドは有機化合物であり、脂質の一種です。ステロイドは、例えば、食事脂肪コレステロールとして、胆汁酸として、あるいはステロイドホルモン(コルチゾン、グルココルチコイド、エストロゲン、テストステロン)として、代謝において極めて重要な役割を果たします。より複雑なステロイド(ステロイドホルモン、胆汁酸等)は、コレステロールから合成されます。また、ステロイドは一部のビタミン(ビタミンD等)や毒(ジギタリス)の成分でもあります。

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Edentulous

Coagulation-disorders.png

凝固障害および抗凝固療法

凝固障害

患者が血液凝固の障害をもつ原因は、遺伝性血友病、または心血管疾患の場合に予防的抗凝固療法による後天性凝固障害が考えられます。また、凝固性亢進と呼ばれる、凝固が増大した状態もあり、血栓症および塞栓症を避けるために抗凝固剤を摂取します。遺伝性の凝固状態が存在します。患者病歴全般の章も参照してください。

血栓性疾患における予防的抗凝固療法

患者の長寿化に伴い、抗凝固剤療法を必要とする循環器疾患/リスクの発生が増加しています。

抗凝固剤は、それ自体ではインプラント手術の禁忌ではありません。しかし、手術を進める前に、患者の凝固/出血状態を慎重に評価する必要があります...

Systemic factors
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Osteoporosis.png

骨粗しょう症

骨粗しょう症

骨粗しょう症はしばしば起こる疾患であり、主に閉経後の女性が罹患します。有病率は、55歳女性で7%ですが、80歳女性では19%に上がります。骨粗しょう症は、放射線による骨密度(DXAスコア)の低下により診断されます。より多く見られる原発性骨粗しょう症は加齢に伴うホルモンの変化が原因ですが、続発性骨粗しょう症の方は、糖尿病、コルチコステロイド治療などの基礎疾患の存在が原因で起こります。いずれのタイプの臨床経過も、骨折およびその影響に特徴があります。最も一般的な治療は、再吸収阻害薬(ビスホスホネートまたはデノスマブ)の投与です。

 

顎骨およびインプラント

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