Skip to main content

オンライン学習プラットフォームをご覧ください。

Filters

icon-treatment_guides_article

Treatment guides

Edentulous

4120-Postoperative-soft-tissue-management.png

軟組織の術後管理

軟組織の術後管理 – タイミング

無歯顎患者に関しては、軟組織のコントロールのために特にリコールの予定を組む必要はありません。典型的な術後コントロールでは、術後1~3日目、7~14日目および4~6週目に軟組織のコントロールおよび管理を行います。

リコール来院時の軟組織の評価

創の閉鎖および縫合の状態をチェックします。創離開が生じた場合は、再び縫合するか、必要に応じて縫合を追加します(24~48時間以内に限る)。

炎症または感染症の徴候(腫脹、滲出液、疼痛、出血等)がないか検査します。

プラークの蓄積および口腔衛生を評価します。プラークが認められた場合はこれを除去し...

Aftercare / follow up
Success & failure
icon-treatment_guides_article

Treatment guides

Edentulous

4110-medication.png

投薬

鎮痛薬および抗炎症薬

外科的介入の種類や規模に応じて、疼痛や腫脹を緩和するための適切な投薬が必要になります。例:パラセタモール、アセチルサリチル酸(ASA)、または非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)。

副作用: イブプロフェンはASAおよびクマリンと干渉するため、凝固予防にASAまたはクマリン系の抗凝固薬を用いる場合は、疼痛緩和にはパラセタモール系の鎮痛薬を使用するようにします。(凝固障害と抗凝固療法に関する記事を参照してください)

鎮痛薬の投与は局所麻酔が切れる前に開始します。

疼痛緩和の効果は術後少なくとも2日目には現れますが、そうでない場合は...

Aftercare / follow up
icon-treatment_guides_article

Treatment guides

Edentulous

1385-provisionals.png

プロビジョナル

プロビジョナル多機能用途

無歯顎患者にとってのプロビジョナル補綴物は、最終的な治療を行っている間に患者に満足のゆくレベルの機能および審美的外観を提供できる便利なツールです。

プロビジョナル補綴物は、最終的な治療結果がどのようになるかを歯科医と患者に認識させるのに有効です。

プロビジョナル補綴物は最終補綴物に酷似しているため、最終補綴物による最終治療結果の審美的および機能的属性を患者に理解させることができます。また、この段階であれば、不可逆的な処置を行う前に治療計画に必要な変更を行うことができます。

プロビジョナル補綴物は...

Guided Surgery
Immediate loading / provisionalization
Diagnosis and treatment planning
icon-treatment_guides_article

Treatment guides

Edentulous

1500_1380-splints.png

X線撮影用および手術用スプリント

診断および計画ガイド

実際に口腔内に試適できる仮義歯を製作する主な目的は、各患者の機能的および審美的検討に影響を及ぼす具体的な形態学的特徴を視覚化することです。この診断用仮義歯は、インプラントの位置とその外科的埋入を計画するための、ガイドの目的でも使用されます。

このセットアップの人工歯配列は、X線撮影用テンプレート、サージカルガイドおよび適切にデザインされた全部床仮義歯の製作の基盤となります。

インプラントを埋入する宿主骨部位を選択するには、画像診断が不可欠です。その撮影の指示は、診査所見、必要な情報の種類および放射線のリスク...

Radiology
Guided Surgery
icon-treatment_guides_article

Treatment guides

Edentulous

1375-Waxup.png

ワックスアップ、人工歯配列、モックアップ

診断、治療計画および患者コミュニケーションツール

無歯顎患者の治療計画では、術前計画(サージカルガイドの製作)に役立つ情報を提供し、患者の懸念と期待に関する説明を容易にし、最終補綴物の製作時に最適な指針となる診断用人工歯配列が必要になります。

人工歯配列を行う際は、患者の期待、機能的配慮および審美的目標を考慮に入れる必要があります。診断の段階でこの3要素にミスマッチがある場合は、患者の期待に応えるため、治療方法を変更する必要があります。

 

 

Image removed.

ワックスアップおよびモックアップ

歯肉の形態や口蓋形態の適切なシミュレーションは...

Digital workflow
CAD/CAM
Diagnosis and treatment planning
icon-treatment_guides_article

Treatment guides

Edentulous

1370-Prosthetic-tools.png

補綴ガイド – 概要

診断 - 概論

Diagnosis(診断)は識別を意味するギリシア語であり、診断は認知的な経験の1つです。診断は元来、問診、視診、聴診、嗅診および触診に基づいて行われていました。しかし医学技術が進歩した現在では、診断のプロセスを強化するための種々の専用ツールを利用することができます。初期診査を行ったのち、専用のツールと検査法を用いて患者の状態に関する情報をより詳細に取得します。

無歯顎に伴う問題

歯を喪失すると、構造的・機能的完全性が失われますので、次の項目の徹底的な評価が要求されます。

  • 顔面形態および顔面高
  • 歯の位置と関連する審美的外観 (特にスマイル時)
  • 下顎安静位...
Diagnosis and treatment planning
icon-treatment_guides_article

Treatment guides

Edentulous

1360-CT.png

CT

CT – 概論

断層撮影は、物体のスライスの2次元画像を作成します。コンピュータ断層撮影(CT)は、仮想スライスを作成することができます。従来のCTは1スライス撮影毎に寝台が移動し、停止します。スパイラル/ヘリカルCTは、らせん状に連続的なスキャニングを行うため、高速で連続した画像を獲得することができます。[[{"fid":"7815","view_mode":"full_width","fields":{"format":"full_width","filename_field[en][0][value]":"1360-a2-CT.png","field...

Radiology
icon-treatment_guides_article

Treatment guides

Edentulous

1355-CBCT.png

CBCT

CBCTに関する注意事項

  • 線源でコリメートされたX線が扇型に照射され、検出器に到達します。これがコーンビームです。
  • ピクセル(picture+element)は2次元画像の最小要素であり、ボクセルは3次元画像の最小要素です。
  • 大FOVは、両顎とその関係を視覚化します。
  • 小FOVは、骨梁および皮質骨の詳細な画像を提供します。
  • グレースケール値は組織によって異なり、その信頼性はスパイラルCTほど高くはありません。
  • CBCTは、切歯管、舌側の骨陥没および皮質骨の欠損といったパノラマ/口内法X線撮影では確認できない臨床的に重要な構造を検出することができます。

Image removed.

  • 切歯管の近心部をと...
Radiology
icon-treatment_guides_article

Treatment guides

Edentulous

1350-panoramic.png

パノラマX線撮影

パノラマX線撮影

パノラマ写真を撮影する際は、適切な方法に従い、患者の頭蓋をX線ジェネレータとフィルムとの間に注意深くポジショニングすることがきわめて重要です。フィルムと放射線源がスライディングパスに沿って回転するものが多く、放射線照射時間は5~20秒の範囲内です。デジタルX線撮影では、より多くの選択肢があり、より大きな露光ラティチュードが得られます。しかし、パノラマ写真では下顎骨の高さが過小評価され、水平方向の測定値も信頼できません。また、臼歯部では実測値との差がより大きくなります。

パノラマ写真には有効な要素が多数あり、広く用いられています...

Radiology
icon-treatment_guides_article

Treatment guides

Edentulous

1345_Intraoral_radiographs.png

口内法X線撮影

口内法X線撮影

口内法X線撮影は歯に関する診断情報を得るには十分であり、多くの場合、インプラント手術の術前計画に必要な情報も得ることができます。パノラマX線撮影が行えない場合は、口内法により適切に撮影したX線写真が無歯顎骨に関する重要な情報を提供してくれます。通常、口内法X線撮影で得られるような2次元画像では、同一骨の凹面を3次元画像と同じように視覚化することはできません。例えば、下顎臼歯部の舌側に生じた骨陥没は2次元の口内法X線撮影では視覚化することができません。臨床では触診時に当該領域の陥没に気づく可能性はありますが、疑念を払拭し、口腔の構造を同定...

Radiology
icon-treatment_guides_article

Treatment guides

Edentulous

1340-imaging-tools.png

画像ツールの概要

主な画像ツール

いずれの形態または放射線にも、必ず何らかの危険性はあります。適切な種類の撮影法を模索し、不要な撮影を行わないようにするため、先に患者の病歴聴取と診査を行います。

主に使用されている画像ツールは次の4種類です。詳細については別のセクションで述べます。

  • 口内法X線撮影
  • パノラマX線撮影
  • スパイラルCT
  • コーンビームCT(CBCT

 

放射線量 μSv (マイクロシーベルト):

口内法X線撮影

1

パノラマX線撮影 4-30

4-30

側面頭部X線規格写真(セファログラム)

7-10

スパイラルCT 上顎 100-3300

100-3300

スパイラルCT 下顎

400-1200

ス...

Radiology
icon-treatment_guides_article

Treatment guides

Edentulous

1320-microbiology.png

微生物学

口腔細菌叢

中咽頭では、舌背および扁桃陰窩を除き、上皮の剥離によって細菌の蓄積が抑制されています。歯を喪失すると、Aggregatibacter actinomycetemcomitansおよびPorphyromonas gingivalisを除き、歯周病原性細菌の量は劇的に減少します。歯肉縁下ポケットがない状態では、歯周病原性細菌は舌背および扁桃陰窩等の中咽頭部で生存しています。

細菌検査に関する注意事項

歯周炎の既往のある患者において唾液中の細菌量または組成がインプラント治療の予後に影響を及ぼすことを裏付ける説得力あるエビデンスはなく、このため...

Implants in compromised sites
Local factors
Patient assessment
icon-treatment_guides_article

Treatment guides

Edentulous

3836-post-placement.png

装着後

装着後 - 口腔衛生に関する注意事項

装着後の来院では、患者の口腔衛生と軟組織の反応を注意深く評価し、必要に応じて調整を行います。

患者の口腔清掃能力に応じて毎日のホームケアプログラムをカスタマイズします。インプラント埋入後は、インプラント周囲およびインプラント手術部位に  炎症反応 が起こるのを防ぐため、適切な間隔で口腔清掃のためのリコールを行う必要があります。

固定式全部床義歯の周囲に良好な口腔衛生を維持するのは可撤式インプラント補綴物に比べて難しいため、軟らかい(電動)歯ブラシ、フロス、ワンタフトブラシ、歯間ブラシ等の衛生用具を使用して口腔衛生指導を行います...

Aftercare / follow up
Fixed prosthetics
Oral hygiene instructions
icon-treatment_guides_article

Treatment guides

Edentulous

3380.png

上顎のインプラント埋入術に伴う問題と合併症

合併症

上顎無歯顎では、隣接する解剖学的構造の近接度や残存骨の骨密度により適切なインプラント挿入が妨げられる可能性があり、ひいては初期固定不良、穿孔、インプラントまたは骨増殖材の転位および出血といった合併症を引き起こすおそれがあります。

初期固定

上顎の骨質(主として海綿状骨)によりインプラントの初期固定が得られず、挿入後に緩みを生じることがあります。

貫通および穿孔

インプラントの埋入および初期固定に十分な残存骨高径がある場合は、インプラント床の準備により生じる上顎洞または鼻腔の貫通は軽微な問題にとどまります。上顎洞内にインプラントの先端を2...

Success & failure
icon-treatment_guides_article

Treatment guides

Edentulous

2630.png

翼状突起インプラント

適応症

上顎無歯顎は残存骨が少ないうえ、上顎洞が存在するため、インプラントの埋入は非常に困難です。翼状突起インプラントは、インプラントの固定に残存骨を利用し、骨増生術の必要を回避するための選択肢の1つです。部分および完全無歯顎患者では、遠心側のカンチレバーを回避するために翼状突起インプラントを適用することができます。文献では、翼状突起インプラントと翼突上顎インプラントの明確な差を裏付ける所見は報告されていません。

臨床的推奨事項

科学文献では、「翼状突起インプラント」、「翼突上顎インプラント」および「上顎結節インプラント」の3つの用語は...

Posterior implants
Implants in compromised sites
Success & failure