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Treatment guides

Edentulous

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顎関節症(TMD)

TMD – 顎関節症

患者の顎関節機能を定期的に評価することは、あらゆる口腔内検査と共に必須項目です。

また、無歯顎患者の治療においては、良好な筋制御、痛みのない顎運動調節が望ましいと考えられます。臨床的に指導・要求される運動を行う能力が低下した場合、またはまったくない場合は、治療期間の修正が必要です。

TMDは、顎関節領域に影響を与える筋骨格疾患群および/または痛覚を示す総称です。これらには、筋筋膜痛等の筋疾患、関節円板の変位等の関節複合に影響を与える障害、まれな関節炎疾患が含まれます。発現する可能性のある症状は以下のとおりです。

  • 咀嚼およびTMJの筋肉における痛...
Temporomandibular Joint
Patient assessment
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Edentulous

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上顎-下顎の関係

水平関係または中心位(CR)

患者中心の治療という観点から上顎-下顎の関係を理解する鍵は、下顎の2つの位置、つまり垂直位置と水平位置が分離できない性質である点を認識することです。両者は、あらゆるオーラルリハビリテーション計画の第一歩であり、下顎の中心位(CR)の不可欠な構成要素ではあるものの、別々に考察することが可能です。2つの位置は、コインの裏表と見なされ、患者の中心位を記録するという臨床上の目的を設定するために必要です。中心位の定義は長年にわたり変遷しており、『歯科補綴学専門用語集』には7つの定義が記載されています。大半の定義では、CRは...

Patient assessment
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Treatment guides

Edentulous

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咬合高径

垂直関係または咬合高径(VDO)

患者固有の顎の垂直・水平関係を記録することは、咬合のリハビリテーションを計画する際に必要な第一歩です。それらは、下顎骨の中心位(CR)の不可欠な構成要素であり、顎および歯の発達、成熟の正規過程の一環として発達します。患者にとって望ましい垂直関係は、臨床的に得られた幅広い情報を得た上で決断します。なぜなら、VDOの変化は、未治療臼歯の欠損、歯列の激しい摩耗、不適切な義歯治療、長期間の義歯着用が原因で生じることがあるからです。さらに、下顎安静位は、天然の第1小臼歯間の咬合面間の安静空間(IRS)つまり安静空隙が2...

Diagnosis and treatment planning
Patient assessment
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Treatment guides

Edentulous

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開口量

開口量と治療介入のための手段

大半の患者の開口量は、通常の補綴・外科的治療介入を容易に行うことができます。わずかな開口量または小口症は、硬皮症、びまん性全身性硬化症、口腔顔面の外傷のある患者、または腫瘍性疾患、顎関節症(TMD)の外科的切除を行った患者において見られます。外科的切除を行った場合の瘢痕、組織拘縮、付随する基本的な骨支持および組織浮腫の欠如により、開口量が制限され、外科・歯科治療が困難になります。

インプラントに基づくリハビリテーションの選択を阻むような開口量の下限を提示することはできません。唇のインプラント軸の方向は...

Temporomandibular Joint
Systemic factors
Patient assessment
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Treatment guides

Edentulous

1110-lipline.png

リップライン

唇と歯の調和

最適な審美的治療結果には、唇の形態と歯の配置との間の調和が必要です。唇は前歯の額縁となり歯を支えますが、口の大きさと唇の輪郭は遺伝的に決定される固有の構造に依存し、加齢に伴う皮膚の変化に影響を受けます。患者の唇の形態および動きに関する診査は、診断の最重要要件です。リップラインは、上唇の下縁が引き上げられ機能高さが最大になるときを上(high)とし、安静時の上唇下縁の最下方位置または下唇上縁の機能高さが最も低くなるときを下(low)と判断します。

 

リップラインはすべて、以下の要素の影響を受けます。

  1. 唇の形状-厚い、薄い、中間
  2. 口裂の面積および特質-幅...
Diagnosis and treatment planning
Patient assessment
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Treatment guides

Edentulous

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リスク因子

インプラント治療に関連するリスク因子は以下のとおりです。

  • 特定の無歯症を除く、小児および青年(骨/骨格の発達期)。ただし、矯正治療を目的としたインプラント埋入は適応となる。
  • コントロールされていない代謝性疾患 2型糖尿病等、
  • コントロールされていないHIVまたは結核感染
  • 血液疾患(進行した慢性リンパ球性白血病、慢性骨髄異形成等)
  • 心筋梗塞または脳血管外傷から1年以内
  • 現在、化学療法および/または放射線治療を実施中
  • 移植後の免疫抑制等、免疫システムの重大な異常
  • 全身性骨疾患(パジェット病等)
  • 醜形恐怖症等の精神状態、または論理的に考え...
Local factors
Systemic factors
Patient assessment
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Edentulous

Parafunction.png

パラファンクション

パラファンクション-影響

パラファンクションによる活動は、インプラントおよび補綴用コンポーネントの双方に強い力を加えることがあります。こうした力は、スクリューやアバットメントの破折や緩み、前装材料のチッピング、補綴物の破折を招くことがあります。パラファンクションによる活動は、インプラント周囲歯槽頂部骨吸収(crestal peri-implant bone loss)および/またはインプラント破折の原因となる可能性があります。

 

機能性のリスク評価

過去または現在進行中のパラファンクションによる活動の可能性を評価するため、以下の評価を検討する必要があります。

  • 歯ぎし...
Temporomandibular Joint
Implant designs
Biomechanics and occlusion
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Treatment guides

Edentulous

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レクリエーショナルドラッグとアルコール乱用

「レクリエーショナルドラッグ」:アルコール乱用、向精神薬・精神活性物質の摂取 

患者がアルコールの乱用やレクリエーショナルドラッグの摂取を行い、中毒になっているかどうかを示す兆候を評価することは重要です。一般に、こうした薬物には幻覚性、知覚変化、幻覚症状の作用があり、最初は創造性や能力を高めることがあります。その後、それらの薬物は、認知障害に加え、落胆の感情や不安、恐怖、神経混乱、緊張の兆候を伴う鬱期をもたらします。したがって、口腔粘膜病変(カンジダ症、顔面の傷、口腔内のこぶ、嗄声等)および不感蒸散、頻脈、悪心、体温上昇...

Systemic factors
Patient assessment
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Treatment guides

Edentulous

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薬物乱用

処方薬

病歴で、患者が何らかの処方薬を服用しているかどうか(「患者病歴全般」も参照)、特に、正しい用量で服用しているかどうかを確認します。外科手術に対する不安が、ベータ遮断薬や向精神薬の過剰服用を一時的に引き起こすことがあります。向精神薬の中でも、やや強いペンタゾシン、チリジン、トラマドール等、オピオイド系の麻薬性鎮痛薬の乱用は重要視する必要があります。厄介なのは、非常に強いモルヒネおよび誘導体の商品名の中には、ロクサノール(Roxanol)、カディアン(Kadian)、MSコンチン(MS contin)等、認識するのが容易でない薬物がある点です。

抗うつ薬...

Systemic factors
Patient assessment
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Treatment guides

Edentulous

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喫煙

喫煙およびニコチンが治療に与える影響

喫煙およびニコチン消費は、血管に対する収縮作用があり、それにより、血液供給を減少させます。また、歯周炎、ドライソケット、インプラント手術後の創傷治癒を含む創傷治癒合併症全般に対する感受性を高めます。

喫煙者は、歯周炎、インプラント周囲粘膜炎、抜歯およびあらゆる外科治療後の術後合併症の発生率が2~4倍高くなります。喫煙者はまた、骨粗しょう症の発生率も高いのですが、これは両方の病気を単独に生じやすくする社会・経済的要因による可能性も考えられます。

喫煙患者は、喫煙の創傷治癒に対する弊害...

Peri-implantitis
Systemic factors
Patient assessment
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Treatment guides

Edentulous

Compliance.png

コンプライアンス

患者のコンプライアンス

インプラント治療は、様々な治療段階を伴い、適切なアフターケアの継続を必要とする総合的、長期的な治療であるため、患者による相当の関与、協力、献身、つまりコンプライアンスが必要となります。したがって、患者評価の段階において、臨床医は患者が長期間に及ぶ治療およびアフターケアを続ける能力、意欲を有するかどうか、評価しなければなりません。

患者が長期的な成功の要件を十分に承知できるよう、治療の期間・スケジュール、コンプライアンスの重要性、行動適応および治療期間中の制約について、臨床医から説明を始める必要があります。説明事項の例としては、喫煙...

Patient assessment
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Treatment guides

Edentulous

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年齢

形成不全および年少者の無歯症

小児および青年における、乳歯および/または永久歯の(ほぼ)完全な形成不全の結果として生じる無歯症は極めて稀です。それは、外胚葉異形成症など全身性の基礎疾患の一部であるのが一般的です。無汗性外胚葉異形成症といった亜型も存在し、しばしば精神遅滞との関連が見られます。小児の下顎無歯顎の外観および形状は、乳歯の存在に左右されます。

乳歯は発育しているものの永久歯の歯胚が欠損している患者では、高く、しかし非常に細い歯槽突起が見られます。乳歯が抜けた後、歯槽突起は咬合方向を向いた形状を示します(図1)。

しかし、乳歯の同時形成不全...

Fixed prosthetics
Removable prosthetics
Local factors
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Edentulous

4445-thumb.png

インプラントオーバーデンチャーのメンテナンス

インプラントオーバーデンチャーのメンテナンス

オーバーデンチャーを使用している患者にとって、系統的な定期的リコールの目的は3つあります。

  • オーバーデンチャーをチェックし、義歯の微調整、維持、安定性、咬合調整および使用中のアタッチメントシステムのメンテナンスを行います。
  • インプラント周囲の辺縁骨およびインプラント周囲の軟組織をモニタリングします。
  • 口腔衛生のレベルをコントロールし、調整すします。

 

これまでに発表されている長期報告によれば、よくあるのはマトリックスのアクチベーションおよび交換です。また、数年後に頻度が増えるのは...

Aftercare / follow up
Removable prosthetics
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Treatment guides

Edentulous

4440-Professional-oral-hygiene.png

プロフェッショナル口腔衛生

口腔衛生のためのリコール

定期的リコール(少なくとも6ヵ月毎)では、必ず歯科/歯科衛生士または助手が衛生チェックを行い、修復物、補綴物コンポーネント、インプラントの歯肉溝および歯肉縁上部の プロフェッショナルクリーニングを行います。

患者のコンプライアンスと口腔衛生をチェックします。患者のモチベーションや衛生状況に応じて最適な衛生措置を指導し、動機づけを行います。必要に応じてリコールおよびロフェッショナルクリーニングの頻度を増やします。

プロフェッショナルクリーニングに加え、合併症の検出および治療にも口腔衛生の予約を利用します。

プロフェッショナルクリーニング

インプ...

Aftercare / follow up
Fixed prosthetics
Oral hygiene instructions
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Edentulous

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リスク評価および特別なハイリスクカテゴリー概論

治療リスクの評価

徹底的なリスク評価は、患者治療の成功において根幹を成します。

以下の4つの重要情報源により、臨床医は関連リスクを特定し、各リスクの重大さを判断することができます。

  • 特定の全身疾患等、患者の全身的な健康:年齢、糖尿病、循環器疾患その他(関連の薬物治療を含む)
  • 歯周炎、異常機能等、患者の口腔衛生および局所の状態
  • 患者との問診
  • 喫煙、心理学的/精神医学的プロファイル、薬物乱用等、患者の行動状態
  •  

患者との問診および評価によって、機能的・審美的結果および患者の期待、骨の状態および寸法、解剖学的制限が明らかになります(解剖学的部位の章も参照してください)。

治療リス

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Local factors
Systemic factors
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