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Edentulous

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生物学的合併症

インプラント周囲粘膜炎

インプラント周囲粘膜炎は、インプラント周囲の軟組織に生じる回復可能な炎症です。

インプラント周囲粘膜炎は、インプラントにより機能修復した被験者の約60%(施設により±30%)で認められています。

診断は診察所見に基づいて行います。感染部位には、発赤、浮腫、過形成、プロービング時の出血および過敏が認められます。排膿は、診断を裏付ける強力な徴候の1つです。粘膜退縮は常に認められるわけではなく、通常、X線検査では骨吸収は(未だ)確認できません。

インプラント周囲粘膜炎の主な原因は、歯肉縁下の残留セメント、口腔衛生およびメンテナンスに対するコンプライ...

Peri-implantitis
Peri-implant therapy
Local factors
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患者のコンプライアンスとリコール

患者のコンプライアンスに関する注意事項

口腔機能の回復を長期的に成功させるためには、患者のコンプライアンスはきわめて重要な要因の1つであり、医師はコンプライアンスの問題に熱心に取り組むべきです。コンプライアンスの悪い患者を悪者にする医師もいますが、実際には、4つの重要な問題を考慮に入れる必要があります。

患者の環境

第1に、患者の文化とライフスタイルを尊重することが重要です。患者の社会的環境にそぐわないような行動の変化を起こさせようとすると、成功率は低くなります。患者の態度を修正し、コンプライアンスを高めるためには、さまざまな行動方法を検討するのが効果的です...

Aftercare / follow up
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軟組織および硬組織

可撤式補綴物の下の軟組織の合併症

可撤式補綴物は、夜間は必ず撤去します。アクリル製義歯床は角化粘膜をぴったりと覆っているため、補綴物の下の歯肉に真菌/カンジダ感染症を引こすことがあります。付着粘膜は赤く腫脹し、ときに出血を呈します。

ミコナゾールゲルを1日2回、1週間塗布し、夜間は義歯を取り外すようにすると、通常は短期間で完全に治癒します。

その他の問題としては、補綴物がきちんと適合していないことによって生じる刺激性線維腫および外傷性潰瘍が挙げられます。これらの合併症は、義歯をしっかりと調整すれば即時に軽減し、次第に治癒します。刺激性線維腫がアタッチメント(ボール...

Aftercare / follow up
Fixed prosthetics
Removable prosthetics
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Coagulation-disorders.png

出血

術後の出血

考えられる原因:

創離開/順応、縫合不十分、非安静またはノンコンプライアンス、血管損傷、抗凝固薬

対処法:

術創の圧迫>10分間、再縫合または追加縫合、抗凝固療法の調整、損傷血管の凝固/縫合

警告:

舌下動脈を損傷すると、激しい出血を引き起こすおそれがあり、その状態で口腔底を挙上すると、(致死的)気道閉塞を引き起こす危険性があります。舌下腫脹の初期症状の1つは、くぐもった話し方です。このような状態が生じた場合は、気道を確保し(挿管、気管切開術)、舌下動脈の凝固/閉鎖により手術部位を修正します(これは通常、緊急の顎顔面手術であり、全身麻酔を必要とします)。

血腫

...
Aftercare / follow up
Success & failure
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術後の推奨事項

術後の推奨事項

術後の適切な措置について患者に説明します。緊急合併症が生じた場合に備え、24時間対応の緊急連絡用番号を渡しておきます。

術後1~2日目、8 ~14日目および4~6週目に術後リコールを計画するか、または紹介歯科医に委任します、

出血/血液滲出

術後、手術部位に若干の血液が滲出するのは正常です。手術部位にガーゼを当て、1日中ガーゼの上から強く圧迫し続けるよう患者に指示します。1時間毎にガーゼを交換するため、予備のガーゼを渡します。翌日になっても出血が止まらない場合は、来院するよう指示します。

ヒーリングアバットメント

ヒーリングアバットメントを設置した場合は...

Aftercare / follow up
Oral hygiene instructions
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抜糸

抜糸

粘膜骨膜創の抜糸は、患者の年齢や術創の大きさに応じて、8~12日後に行います。吸収性縫合糸であっても、上述の治癒期間を経て残遺物を撤去することにはメリットがあります。

縫合糸を確認し、止血鉗子または綿鉗子で術創に向かって引張り、鋏またはメス刃で粘膜付近を1ループカットします。断続縫合の場合は、まず、2本の縫合糸のうち1本のみを抜去し、創閉鎖が保持されていることを確認します。創閉鎖が保持されない場合は、残りの抜糸を延期します。

術後に創を縫合する際は、使用した縫合糸の数を記録するのが慣例であり、標準医療です。抜糸の際は...

Aftercare / follow up
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4120-Postoperative-soft-tissue-management.png

軟組織の術後管理

軟組織の術後管理 – タイミング

無歯顎患者に関しては、軟組織のコントロールのために特にリコールの予定を組む必要はありません。典型的な術後コントロールでは、術後1~3日目、7~14日目および4~6週目に軟組織のコントロールおよび管理を行います。

リコール来院時の軟組織の評価

創の閉鎖および縫合の状態をチェックします。創離開が生じた場合は、再び縫合するか、必要に応じて縫合を追加します(24~48時間以内に限る)。

炎症または感染症の徴候(腫脹、滲出液、疼痛、出血等)がないか検査します。

プラークの蓄積および口腔衛生を評価します。プラークが認められた場合はこれを除去し...

Aftercare / follow up
Success & failure
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投薬

鎮痛薬および抗炎症薬

外科的介入の種類や規模に応じて、疼痛や腫脹を緩和するための適切な投薬が必要になります。例:パラセタモール、アセチルサリチル酸(ASA)、または非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)。

副作用: イブプロフェンはASAおよびクマリンと干渉するため、凝固予防にASAまたはクマリン系の抗凝固薬を用いる場合は、疼痛緩和にはパラセタモール系の鎮痛薬を使用するようにします。(凝固障害と抗凝固療法に関する記事を参照してください)

鎮痛薬の投与は局所麻酔が切れる前に開始します。

疼痛緩和の効果は術後少なくとも2日目には現れますが、そうでない場合は...

Aftercare / follow up
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プロビジョナル

プロビジョナル多機能用途

無歯顎患者にとってのプロビジョナル補綴物は、最終的な治療を行っている間に患者に満足のゆくレベルの機能および審美的外観を提供できる便利なツールです。

プロビジョナル補綴物は、最終的な治療結果がどのようになるかを歯科医と患者に認識させるのに有効です。

プロビジョナル補綴物は最終補綴物に酷似しているため、最終補綴物による最終治療結果の審美的および機能的属性を患者に理解させることができます。また、この段階であれば、不可逆的な処置を行う前に治療計画に必要な変更を行うことができます。

プロビジョナル補綴物は...

Guided Surgery
Immediate loading / provisionalization
Diagnosis and treatment planning
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X線撮影用および手術用スプリント

診断および計画ガイド

実際に口腔内に試適できる仮義歯を製作する主な目的は、各患者の機能的および審美的検討に影響を及ぼす具体的な形態学的特徴を視覚化することです。この診断用仮義歯は、インプラントの位置とその外科的埋入を計画するための、ガイドの目的でも使用されます。

このセットアップの人工歯配列は、X線撮影用テンプレート、サージカルガイドおよび適切にデザインされた全部床仮義歯の製作の基盤となります。

インプラントを埋入する宿主骨部位を選択するには、画像診断が不可欠です。その撮影の指示は、診査所見、必要な情報の種類および放射線のリスク...

Radiology
Guided Surgery
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1375-Waxup.png

ワックスアップ、人工歯配列、モックアップ

診断、治療計画および患者コミュニケーションツール

無歯顎患者の治療計画では、術前計画(サージカルガイドの製作)に役立つ情報を提供し、患者の懸念と期待に関する説明を容易にし、最終補綴物の製作時に最適な指針となる診断用人工歯配列が必要になります。

人工歯配列を行う際は、患者の期待、機能的配慮および審美的目標を考慮に入れる必要があります。診断の段階でこの3要素にミスマッチがある場合は、患者の期待に応えるため、治療方法を変更する必要があります。

 

 

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ワックスアップおよびモックアップ

歯肉の形態や口蓋形態の適切なシミュレーションは...

Digital workflow
CAD/CAM
Diagnosis and treatment planning
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補綴ガイド – 概要

診断 - 概論

Diagnosis(診断)は識別を意味するギリシア語であり、診断は認知的な経験の1つです。診断は元来、問診、視診、聴診、嗅診および触診に基づいて行われていました。しかし医学技術が進歩した現在では、診断のプロセスを強化するための種々の専用ツールを利用することができます。初期診査を行ったのち、専用のツールと検査法を用いて患者の状態に関する情報をより詳細に取得します。

無歯顎に伴う問題

歯を喪失すると、構造的・機能的完全性が失われますので、次の項目の徹底的な評価が要求されます。

  • 顔面形態および顔面高
  • 歯の位置と関連する審美的外観 (特にスマイル時)
  • 下顎安静位...
Diagnosis and treatment planning
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1360-CT.png

CT

CT – 概論

断層撮影は、物体のスライスの2次元画像を作成します。コンピュータ断層撮影(CT)は、仮想スライスを作成することができます。従来のCTは1スライス撮影毎に寝台が移動し、停止します。スパイラル/ヘリカルCTは、らせん状に連続的なスキャニングを行うため、高速で連続した画像を獲得することができます。[[{"fid":"7815","view_mode":"full_width","fields":{"format":"full_width","filename_field[en][0][value]":"1360-a2-CT.png","field...

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CBCT

CBCTに関する注意事項

  • 線源でコリメートされたX線が扇型に照射され、検出器に到達します。これがコーンビームです。
  • ピクセル(picture+element)は2次元画像の最小要素であり、ボクセルは3次元画像の最小要素です。
  • 大FOVは、両顎とその関係を視覚化します。
  • 小FOVは、骨梁および皮質骨の詳細な画像を提供します。
  • グレースケール値は組織によって異なり、その信頼性はスパイラルCTほど高くはありません。
  • CBCTは、切歯管、舌側の骨陥没および皮質骨の欠損といったパノラマ/口内法X線撮影では確認できない臨床的に重要な構造を検出することができます。

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  • 切歯管の近心部をと...
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パノラマX線撮影

パノラマX線撮影

パノラマ写真を撮影する際は、適切な方法に従い、患者の頭蓋をX線ジェネレータとフィルムとの間に注意深くポジショニングすることがきわめて重要です。フィルムと放射線源がスライディングパスに沿って回転するものが多く、放射線照射時間は5~20秒の範囲内です。デジタルX線撮影では、より多くの選択肢があり、より大きな露光ラティチュードが得られます。しかし、パノラマ写真では下顎骨の高さが過小評価され、水平方向の測定値も信頼できません。また、臼歯部では実測値との差がより大きくなります。

パノラマ写真には有効な要素が多数あり、広く用いられています...

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